高級キーボードHHKB BTをWindowsメインで約1年半使った感想(Happy Hacking Keyboard HHKB Professional BT)
高級キーボードといえばPFUのHHKBが有名です。そんなHHKBの中でもBluetoothに対応したHHKB BTを2016年の6月30日に購入してから約1年半、使ってきました。
PFU Happy Hacking Keyboard Professional BT 英語配列/墨 PD-KB600B
- 出版社/メーカー: PFU
- 発売日: 2016/04/12
- メディア: Personal Computers
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HHKBを利用されている方ははMacやLinuxのユーザーの方が多いかと思いますが、私はWindowsをメインに使っています。ブログを書く際や趣味の動画編集をする際には、自宅のMacに接続して使うこともありますが(現に今もです)、メインは職場のWindowsです。
Windowsでの利用でも、とても快適な作業環境となりキーボードを打つのが気持ちいいです。
そんなわけで、HHKBについて思うことをつらつらと書いてみたいと思います。
結論から言いますと、プログラマやライター、その他パソコンでの入力作業が多い方は買って損することの無いキーボードだと断言出来ます。
本当、タイピングが気持ちよすぎて普通のキーボードには戻れなくなりますよ。
でも、私が使っている英語配列のHHKBは若干クセがありますので、その点には十分注意する必要があると感じています。
私がHHKBを使うシーン
自宅のMac Book ProにHHKBを乗せて使う様子。職場ではデスクトップのWindows PCの外付けキーボードとして使っています。
私がHHKBを使うシーンですが、大きく分けて以下の通り。
- Visual Studio、Visual Studio Codeによるコーディング
- Power Point、Excel、Wordなどによる資料作成
- Final Cut Pro Xによる動画編集(自宅のMacで)
- このブログを書く(自宅のMacで)
仕事ではASP.net MVCによるシステム開発をメインにしています。なので、Visual Studioを使ってのコーディングをしています。VsVimというVimのキーバインドをVisual Studioで再現できるプラグインを使っていますので、よりHHKBとの相性が良いと感じています。
また、Visual Studio CodeにもVimのキーバインドを再現するプラグインがありますので、そちらもHHKBとの相性は抜群です。
一方、Power Point、Excel、Wordなどによる資料作成をする際はHHKBとの相性はあまり良くないと感じています。その理由は独立した矢印キーが無いことなのですが、その点は後述したいと思います。
ファンクションキーが無くても大丈夫か?
HHKBには独立した矢印キーの他に、ファンクションキーなどもありません。
[HHKBではFnキー+各々のキーで矢印やファンクションとして利用できる] https://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/leaflet/images/hhkb_pro_2_keylayout.pdf
Visual StudioなどのIDEではファンクションキーを使ってのデバッグなどを頻繁に行いますので、そういう時に「Fn + F10」みたいに2つのキーを押すのは若干面倒な気がします。
特にVisual Studioの場合はデバッグ実行がF5に割り当てられていますので、その際に両手を使う必要が出てきて面倒です。
まあ、ファンクションキーなんてそこまで頻繁に使うシーンはありませんし、このコンパクトさが気に入っていますのでさほど気になる要素ではありませんね。
そんなわけでファンクションキーが無いことは何も問題ありません。
矢印キーが無くても大丈夫か?
私の場合、コーディングをする場合はVimのキーバインドが割り当てられたエディタを使っていますので、矢印キーが無いことが問題にはなりません。
ただ、Excelを使って資料作成などをする時はやはり独立した矢印キーが欲しくなります。
Excelのセル間の移動をするだけならば「Fn + 矢印が割り当てられたキー」で問題なく使えるのですが、範囲選択をしながらコピペする時なんかは左手で「Ctrl + Shift」、右手で「Fn + 矢印が割り当てられたキー」と4つものキーを押すことになるので、若干混乱気味になります。
今でこそ慣れたので、問題なくExcelも使いこなせていますが、使い始めた当初はExcel仕事だけは別のキーボードを使おうかと真剣に考えていたくらいです。
また、Final Cut Pro Xを使って動画編集をする際も矢印キーを多用しますので、その時もやっぱり独立した矢印キーが欲しくなります。
とは言ったものの、実質はほとんどホームポジションから移動せずに矢印キーが押せますので、慣れてしまえばこれはこれでめちゃくちゃ便利です。
便利というかフィーリングが気持ちいいと言ったほうが正しいのかも知れません。やっぱりこのキーボードは考え抜かれた設計なんだなと考えさせられます。
英語配列は問題ない?
英語配列についても全然問題無く使うことが出来ると思います。
ただ、問題なのがHHKB以外のキーボードを使った時です。
私の場合、自宅のMac Book ProやThink Padは日本語配列のキーボードが搭載されているモデルなので、たまに混乱してしまいます。
また、職場で違う人のパソコンを操作する必要がある場合は「アンダーバーってどこだっけ?」みたいな感じでちょっとあたふたしてしまうことがあります。
HHKB以外のキーボードが搭載されたマシンをちょくちょく操作する必要がある人はもしかしたら日本語配列のHHKBを購入した方が幸せなのかも知れません。
PFU Happy Hacking Keyboard Professional BT 日本語配列/墨 PD-KB620B
- 出版社/メーカー: PFU
- 発売日: 2016/04/12
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PFU Happy Hacking Keyboard Professional BT 日本語配列/白 PD-KB620W
- 出版社/メーカー: PFU
- 発売日: 2017/07/14
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でも、英語配列のHHKBは特段のかっこよさがありますよね。
タイピング音は問題ない?
個人的な感覚としては、他の人達もカチャカチャとキーボードをタイプしているオフィスや、ガヤガヤと周囲の騒音がそれなりにある空間では問題にならない音量ではないかと思います。
オフィスで使うのは、はじめは気を使いながらタイピングしていましたが、他の人達のタイピング音とそう大きく変わるわけではないことに気づいてからは普通に使っています。
また、一度iPadの外付けキーボードとしてスタバで使ったことがあるのですが、スタバだと意外に周りの騒音があるので全然気になりませんでした。
ただし、自宅のリビングで使うときなどはタイピング音は大きい様に感じます。
オフィスや個室で使うのには問題ないですが、リビングなど他にくつろいでいる家族がいる空間での利用は避けた方がいい気がします。家族に迷惑になってしまいますよね・・
オススメはできる?
普段の業務で1日中、パソコンに向かって仕事をしている人には本当にオススメ出来るキーボードだと思います。
値段が高いので購入するには躊躇しますが、一度使ってみると元のキーボードには戻れないと思います。
でも、Excel仕事がメインの場合なんかはやっぱり矢印キーのある日本語配列のHHKBがいい気がします。でも、慣れでなんとかなる問題の様にも思いますので、そこまで気にせず思い切って購入するのもありかと思います。
まとめ
個人的には、かなりお気に入りですので、今後も手放すことはないと思います。むしろ、自宅専用にもう一台欲しいくらいです(笑)
その時は、新しく発売された白いのを買おう。
PFU Happy Hacking Keyboard Professional BT 英語配列/白 PD-KB600W
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