【加計呂麻島】ゆったり島時間と大自然、日本の原風景が楽しめる!!
こんにちは、ヒロキです。
奄美大島への4泊5日旅行の際、そのうち1泊は奄美大島の南に位置する加計呂麻島に宿泊しました。
加計呂麻島での滞在はたったの1泊2日でしたが、「普段どれだけセカセカと生活しているのか」をあらためて痛感させられました。
本当にゆったりとした時間が流れる島でした。(実際に住まれている方々はお忙しいとは思いますが)
特に私が宿泊した徳浜という地域には携帯の電波が届いていないらしく、図らずともデジタル・デトックスが出来ました。スマホばかり使ってしまう現代において、携帯の電波が届かない場所に行くのは貴重な体験だと感じました。本当におすすめの体験です。
モノや情報が溢れかえっている現代においては、「何もないことこそが本当の贅沢な時間」。そんなことに気付けた気がします。
奄美大島の人との話で印象的だったのが「奄美大島は昭和、加計呂麻島は大正のままで時間が止まっているのよ~」という言葉でした。
さすがに大正時代とまではいきませんが、「昔の日本ってこんな感じだったんだろうなあ」と感じる場所も所々にありました。もちろん良い意味でです。
鶏や犬が放し飼いされているのどかさですからね~
そんな充実の滞在記や感想、加計呂麻島に行くときに注意すべきことをまとめてみました。
加計呂麻島を初めて訪れられる方は是非参考にしてください!!
加計呂麻島への移動前に準備すべきこと
加計呂麻島には大きなスーパーがないので、奄美大島や本土の感覚で「ちょっとビール買ってこよっと」とか「お腹が減ったから弁当でも買おっかな~」みたいなノリは通用しません。
そんなわけで、加計呂麻島に渡る前に古仁屋の町で食事を済ましておくとか、食べ物や飲み物などを必要な分だけ買っておくとかしておいた方が良いと思います。
実際、周りの旅行に慣れた感じの人達は両手いっぱいに飲み物やビールなんかを持たれていました。
古仁屋では、Aコープとせとうち海の駅に立ち寄っておけば大体のものは揃うと思います。
私は、何も用意せずに加計呂麻島に渡ってしまったので、常温のビールに氷を入れて飲んだり、ぬるい水を夫婦でチビチビと分け合ったり、空腹を満たすためにお土産に買ったかりんとうをみみっちく食べるはめになってしまいました。
事前準備、ホント大事です。
Aコープ鹿児島 瀬戸内店
Aコープでは、水やお茶などの飲料、お菓子類、お弁当などを調達すればOKかと思います。大きめのスーパーなので大体のものは揃いそうです。
お弁当などは郷土料理っぽいものがあるのが旅行者には嬉しいポイントです。
以下の写真は私が購入した郷土料理っぽいお弁当類です。この時は、古仁屋の町でのんびりしすぎてレストランに寄っている時間がなくなったので、これらの弁当をフェリーで食べました。
Aコープで購入したポークおにぎり
Aコープで購入したちらし寿司
Aコープで購入した油ソーメン
Aコープで購入したうどん
場所はこちらです。
せとうち海の駅
せとうち海の駅では、自動販売機の水やジュースは調達できると思います。ただ自動販売機だと加計呂麻島にもたくさんあるので、そういう意味ではやはりAコープに行ったほうが良さげです。
せとうち海の駅
こちらの海の駅にはお土産ショップやレストランなどがあるので買い物や食事にもオススメの施設です。
せとうち海の駅の中
ちなみに瀬戸内町はクロマグロの養殖が日本一だそうで海の駅の外には大きなマグロのオブジェも。
せとうち海の駅にあるマグロのオブジェ
このオブジェと記念撮影をするのは鉄板ですよね!
フェリーに乗る前に時間に余裕があるのなら、レストランで綺麗な景色を見ながら、海の幸を楽しむのも良い。せっかくならクロマグロを食べたいところです。
海の駅のレストラン
レストランの海鮮丼
加計呂麻島から戻ってきてからの写真
レストランからの景色
場所はこちらです。
奄美大島から加計呂麻島への移動
奄美大島から加計呂麻島への移動手段は、基本的にはフェリーに乗ることになります。フェリーには車を積み込むことも出来るので、レンタカーごと移動することも可能です。
フェリーへの乗船
フェリー乗り場はこちらになります。
せとうち海の駅でフェリーの乗船券を購入して海の駅の隣に停泊しているフェリーに乗り込みます。
フェリーかけろま
フェリーかけろまの時刻表はこちら。
奄美大島から加計呂麻島への乗船時間は20分くらいなのであっという間に到着します。大きなフェリーなのであまり揺れなかったです。乗り物酔いの心配はあまり無いと思われます。
フェリーでの移動
上の写真は、車に乗り込む直前に撮った写真で、航海中は船内にいなければなりません。フェリーにはちゃんとした待合室があるのでご安心ください。
フェリー乗船での注意点
フェリーの乗船において注意すべき点が何点かあります。
私自身、あとになって「こうすべきだったなあ」と思っている点も含めて書いてみます。
車を積みこむ場合は事前予約をすべき
当たり前ですが、フェリーに載せられる車の台数は限られています。いざフェリーに載ろうとした時に台数オーバーになってしまうと恐らく精神的ダメージはかなりのもの。そうならない様に事前予約はしておくべきです。
余談ではありますが、フェリー乗車は地元の人が優先です。観光客はあくまで地元の人達の足に便乗させてもらっているくらいの心構えじゃないと厚かましく思われるかも知れません。
そもそも車は積まないほうが良い
あとになって「こうすべきだったなあ」と思った点です。
天候の悪化などの理由により、フェリーが欠航することは結構頻繁にあるとのこと。もし、そうなったときに人間だけだったら海上タクシーで奄美大島に戻ることも可能だけれども車があることが足かせになって、奄美大島に帰れないということがあるみたいです。
私は、フェリーにレンタカーを乗せても、加計呂麻島でレンタカーを借りても、金額がほとんど同じとコスト面しか考えずにフェリーにレンタカーを載せましたが、あとあと考えると深く考えていなかったなあと思います。
車は古仁屋に置いて、人間だけで渡るほうがいいでしょうね。加計呂麻島にもレンタカーやレンタルバイク、レンタサイクルがありますので、それらを利用したほうがいいと思います。
加計呂麻島には2つの港がある
フェリーの目的地となる港が2つあるので、目的地によってどちらに行くのかを決めておく必要があります。
瀬相港
加計呂麻島のちょうど真ん中あたりに位置する瀬相港。
観光客はだいたいこっちの港に来ている気がします。「加計呂麻島にキター!」とテンションが上がりそうなオブジェが置かれてますし。
瀬相港のフェリー待合所
フェリー待合所の前のある貝のオブジェ
あと、港のちょうど向かいに「いちゃむん広場」という産直販売店があるのも嬉しいポイントです。
瀬相港の眼の前にあるいちゃむん広場
「いちゃむん広場」に行ってみたい人は瀬相港がいいかも知れませんね。
生間港
加計呂麻島の東側のあたりに位置する生間港。
諸屯方面に行きたい場合はこちらの港が便利です。
生間港の様子
写真にはありませんが、生間港にも待合所はあります。
生間港の海
エメラルドグリーンで綺麗
ちなみに私は、行きは生間港、帰りは瀬相港を利用しました。
海上タクシー
フェリー以外の移動手段は海上タクシーがあるみたいです。
こちらのページに詳しいことが書かれています。 www.setouchi-welcome.com
加計呂麻島での滞在
加計呂麻島は狭いと思われがちですが結構広いです。それに、センターラインがあるような広い道があまりないので車での移動も時間がかかります。その点は要注意です。
滞在中は、観光してもよし、キレイな海で遊ぶのもよし、ドライブをしてもよし。何もせずにのんびりするのも良いと思います。
個人的には、「何もせずにのんびりするのが1番いいかも」という気がしています。
加計呂麻島の観光
今回、1泊2日しかなかったので西の方までは行けなかったです。
私が行けた場所の写真を少し載せておきます。
諸屯にある加計呂麻島展示・体験交流館。加計呂麻島の文化を知れる施設です。
加計呂麻島展示・体験交流館
展示・体験交流館の展示内容
館内には、他にも島の名産品の販売や夜光貝でのアクセサリー作りなんかがありました。
クーラーが効いていて快適だったので2回も行ってしまいました。それを宿泊先のオーナーさんに話すと、「何であんなところに2回も!?」と笑われてしまいました。
あと、加計呂麻島には寅さんのロケ地がいたるところにありますので、好きな人は行ってみるといいと思います。
私は残念ながら寅さんを見ていないので、よくわかりませんでしたが、今後見るかも知れないので、ロケ地巡りはしておきました。
諸屯の寅さんロケ地
諸鈍のデイゴ並木
ペンションが立ち並ぶスリ浜
ここも寅さんのロケ地
徳浜の寅さんのロケ地
於斉のガジュマル
ここも寅さんのロケ地
寅さんファンの方だと、聖地巡礼してる感じで楽しいでしょうね~
加計呂麻島には宿泊すべき
加計呂麻島は宿泊してこそ、その良さが分かる気がします。
ただ、1泊だとちょうど島の空気に馴染んできた頃に奄美大島に戻ることになります。可能なら2~3泊はしてみたいというのが正直な気持ちです。
正直にいいますが、島に到着直後は「あまり見るところも無いし、奄美大島に早く戻りたいなあ」みたいな最低なことを考えていましたから(笑)昼頃について、夕方くらいにはすっかり馴染んでいましたけど。
たぶん、都会のリズムのまま島に来てしまったので、島の空気に馴染みきれていなかったんだと思います。
もし、日帰りで帰っていたら加計呂麻島の良さが全然分からないままだったと思います。たぶん、もう行きたいとは思わなかったでしょう。
お宿は早めに予約しておくこと
加計呂麻島では民宿やペンションに宿泊することになるので、早めに予約しておく必要があります。
私は徳浜にあるHiro Island Styleさんに宿泊させて頂いたのですが、控えめに言っても最高のお宿でした。
Hiro Island Styleさんを車道側から
海が一望できて開放感がある楽園のようなテラス
テラスから見える徳浜の海
2部屋あるのですが、私が宿泊した海側の部屋からの景色は↓の様な感じ。まるで絵画の様な景色を楽しむことができました。
部屋から望む徳浜の海
オーナーさんご夫婦が作ってくださるお料理もめちゃめちゃ美味しかったです。
食事場所。素敵空間です。
地魚などの美味しいものが並ぶ夜ご飯
まさに正しい朝ご飯といった感じ。
めちゃウマでした。
宿のすぐ前には徳浜のビーチが広がっていますので、そこでのんびりすることができます。
朝靄に包まれる徳浜ビーチ
上の写真の反対側
水がめちゃめちゃ綺麗
ちなみに2018年7月に滞在した時には携帯の電波が繋がりませんでした。いつもネットに依存している私からするとその点も結構ありがたかったです。スマホやパソコンを一切使わないというのはかなり贅沢な過ごし方です。
あと、宿泊した日の夜は少し曇っていて星空を眺められなかったが、晴れていれば天の川が見られるらしいです。次回こそは絶対に見てみたい!!
色々と書きましたが、ここのお宿の最大の魅力はオーナーご夫婦の人柄だと思いました。本当に素敵なご夫婦でした。
もう一度泊まりたい。今度は2泊はしたいです!!
加計呂麻島滞在時の注意点
加計呂麻島は車道が基本的に狭いと感じました。道を間違えるととんでもない林道に行ってしまったりします(経験済)
↓の林道で、もうアカンと思いましたから(笑)
あとスマホのGoogle Mapsも使い物にならなかったりします。徳浜まで行きたくてもナビが諸屯で諦めますから(笑)そこから車で10分〜15分走らないと行けない距離なのに。
携帯の電波は繋がらないところは多かったです。民家があるところだと大体繋がりますが、圏外になることを想定して調べることは事前に調べておくべきですね。
要は奄美大島や本土にいる気分のまま、行き当たりばったりで「分からんかったらスマホで調べよう」は通用しないということです(笑)
(おまけ)徳浜ビーチをドローンで空撮
徳浜のビーチでドローンを飛ばしてみました。海の色がめちゃめちゃ綺麗だったので、写真を貼っておきます。
ドローンで空撮した徳浜ビーチ
あと、↓の動画の開始後7:13辺りからもドローンの空撮映像を載せています。
まとめ
こんな感じで盛りだくさんの内容になりましたが、加計呂麻島についての記事でした。
奄美大島まで行ったのならば、加計呂麻島は絶対に行くべきだと思いますよ。
今回、利用したガイドブックはこちらです。
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るるぶなどは奄美大島と屋久島が1冊になっていて、奄美大島のことがあまり載っていなかったんですね。↑のガイドブックは奄美大島や加計呂麻島の専用ガイドなので内容が充実していて良かったです。
それでは〜!