Yahoo!ジオシティーズが終了。WEBサービスには終わりがあると思わないといけないですね。
少し前なのですがYahooが運営されているジオシティーズのサービスが終了するとの情報をネットで知りました。
リンク先はサービス終了の案内ですが、隠しページが用意されている点に運営担当者の方の愛を感じます。めちゃめちゃオールドスクールなホームページです。
今となってはジオシティーズなんて知らない方もたくさんいらっしゃるでしょうが、2000年前後のインターネットの世界ではジオシティーズの存在感はかなり大きなものでした。
アメリカのYahoo!(サービス終了)および日本のYahoo! JAPANが運営する無料のウェブサイト提供スペース。本項で記述。
日本版の場合、2015年2月現在、Yahoo! JAPAN ID(ヤフー・ジャパン・ID) を所持している人であれば、最大100MBの容量が利用できる
〜Wikipediaより〜
要するに、WEB上に自分のホームページなどをホスティングできるサービスなのですが、インターネットが流行りだした2000年くらいに知ったときは無料でホームページを公開できるということがすごく衝撃的に感じたことを覚えています。
ただ、あらためて見るとたったの100MBだったんですね、、、当時は絶対に使い切ることがない無限のスペースくらいに感じていて、「ジオシティーズってめちゃめちゃ太っ腹やん!」と思っていたのですが。
ジオシティーズの思い出
当時18歳だった私はまだ自分のパソコンを持っていませんでしたが、自宅にはパソコンがありました。そのパソコンを借りて、夜な夜な自分のホームページをホームページ・ビルダーで作成してジオシティーズに公開していました。
今では廃墟となった当時のホームページをリンクしておきたかったのですが、残念ながら見つかりませんでした(泣)
2〜3年前に見たはずなのですが、、、その後に消されたんですかね!?
せっかくなのでバックアップを取っておこうと思っていたのですが残念です。 (2018/11/02追記) この記事を読んだ私の兄から、当時のホームページの生存報告を頂きました! リンクを貼ろうと思っていたのですが、再確認するとあまりにも黒歴史でしたのでキャプチャだけ貼っておきます(笑)
当時は車がめちゃめちゃ好きだったので、車のことを書いたホームページでした。HTML直書きで日記などを書いていた気がします(笑)
そこに、掲示板を設置したり相互リンクをさせてもらったりで同じような属性の方々と仲良くさせていただきました。そこで仲良くなった岡山県のおじさんが大阪に出張に来られたときにお会いしてラーメンを一緒に食べたりしました。
同じ車種ばかりのコミュニティだったので、上記の岡山県のおじさんが開催されたサービスエリアに集まるオフ会に参加させてもらったりもしました。今なら同じ車種ばかりのオフ会は普通ですが、当時は結構インパクトがあった気がします。(そういえば、その時の写真はどこに行ってしまったんだろうか・・・)
思い返せば、ジオシティーズではインターネットの本質的な面白さをかなり学んだ気がします。
インターネット上で提供されるWEBサービスは未来永劫あるわけじゃない
ジオシティーズのサービスが終了するのは仕方がないとは思うんです。運営のコストばかりかさむだけでしょうし、新規でジオシティーズ使い始める方もかなり少数だと思いますので。
ただ自分の中では、ジオシティーズはこれからもインターネットの片隅にずっと存在して、何年経ってもふと思い出したタイミングで失笑しながら昔の自分のホームページを見て懐かしむことが出来ると思い込んでしまっていました。色んなWEBサービスが終わっていくのを何度も目の当たりにしていたんですが、ジオシティーズだけは特別だと何故か勘違いをしていました。
こういう風に、自分がネット上で使っているサービスもいつか無くなるかも知れないと思っておかないといけないですね。このはてなブログだったジオシティーズの様になる日が来るかも知れませんし。
以前の話なのですが、とある中小企業診断士の方が顧客企業に対してサイボウズLiveを紹介していて、その企業の経営者の方が「無料で使えるなんて最高ですね〜、すぐに会社で使い始めます!」と喜んでいたことがあります。今となってはサイボウズLiveも終了するのでどうなっているやら。
やはり、他人にWEBサービスを紹介するときには、そのサービスが終了してしまうことのリスクは十分にお伝えしないといけないですね。そんな当たり前のことをあらためて感じました。
昔のサイトを見るだけならウェイバックマシンを使えば良い
ただ、懐かしがる気持ちで自分の過去のサイトなんかを見る場合はウェイバックマシンを使えば見ることが出来ます。
意外とご存知ない方が多いみたいなので、ここで紹介しておきます。
Internet Archive: Wayback Machine
ちなみにウェイバックマシンは怪しいものではなく、アメリカの非営利団体「インターネット・アーカイブ」と米アレクサ・インターネット社が 提供しているキャッシュデータ閲覧サービスです。
アメリカの非営利団体「インターネット・アーカイブ」と米アレクサ・インターネット社が提供しているキャッシュデータ閲覧サービス。 「ウェブ創世記が、記録が残っていない『暗黒時代』にならないように」ということで、1996年からの全世界のウェブページを定期的に収集している。 http://www.archive.org/web/web.php の検索窓に対象URLを入力し、「Take Me Back」ボタンを 押せば、過去のキャッシュの日付毎一覧が出てくる。 あとは、希望の日付をセレクトすれば、過去のキャッシュデータを閲覧できる。 折角検索したサイトが、製作者が削除したことなどにより「File not found」と なった場合に使用すると良い。 逆に、お目当てのサイトのURLが判らないと使用できないので注意。
~はてなキーワードより~ http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A7%A5%A4%A5%D0%A5%C3%A5%AF%A5%DE%A5%B7%A5%F3 完全に余談なのですが、今はめちゃめちゃかっこいいWEBサイトを持っている大手企業の2000年代前半のサイトなんかを見てみると時代を感じることが出来て面白いです。
まとめ
ネット上に乗せた黒歴史は残り続けると言いますが、こういったこともあるのだと思い知らされました。
いつか当時の自分のホームページのURLを思い出して、ウェイバックマシンで当時のホームページを発掘したいのですがいつになるやらです。
やっぱり、どこかのサービスを使うときは終わりがあるものだと覚悟しておかないといけませんね。
それでは〜