「バ・イ・ク」読むとバイクに乗りたくなる、北海道に行きたくなる一冊
今回はめずらしく本の紹介をさせていただきます。紹介するのはコチラ。
- 作者: 柳家小三治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/05/13
- メディア: 文庫
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落語家の柳家小三治さんが書かれた「バ・イ・ク」です。
どなたかのブログでこの本の紹介記事をたまたま見つけて興味を持ったので、図書館で借りてみました。
「バ・イ・ク」の内容と感想
さすが落語家さんが書かれた本だけあって、まるで軽快な語り口を聞いているような感覚でスラスラと読み進められる一冊です。
主に北海道でツーリングをされた時の体験談を書かれているのですが、独特の言い回しなどで内容に吸い込まれて自分自身も北海道ツーリングに行ってみたくなりました。
たぶん北海道ツーリングに行ったことがある人が読んだら、北海道あるあるネタなんだろうなと思う内容もたくさんあったので共感できる内容は多いんだろうなと思いながら読み進めていました。
波乱万丈なツーリングの様子や日常の様子、旅先で訪れた宿や温泉、食事処なんかを軽快かつ独特の言い回しで書かれておりツーリングに出かけたい気持ちに火をつけてくれます。写真や挿絵が一切ないのに、これだけ心を動かされるのは本当にすごいです。やっぱり落語家の方ってすごく話上手ですよね〜
読んだら本当にバイクに乗りたくなりますよ!
著者が初めて北海道をツーリングされたのは1982年7月とのことで、偶然にもちょうど私が生まれた日に初めて北海道ツーリングをされていたようです。
そう考えるとかなり昔の話のように思うのですが、内容に古さを感じたりすることはなかったです。もう37年も前のことなんですけどね。そもそもバイクでのツーリングって単純なものですから、時代が変わっても楽しみ方は一緒なわけです。内容で「公衆電話を探して〜」みたいなところは少し時代を感じますが、ツーリングの内容自体には古さは一切感じなかったです。
この本で一番印象深かったのが世の中や生活が便利になって時間に余裕が出てきても、結局人間は何もしていなかったような気がするということを書かれていた一文です。バイクは車とは違って暑いときには暑く、寒いときには寒く、そういう原始的なところがあるので人間らしくできる道具であって「人間って生き物だったんだ」と気付かさせてくれると書かれていました。うーん納得です…
これまでも「スマホとかで普段の生活がめちゃめちゃ便利になっているけど、それで幸せになったかどうか?」でいうとそうでないと気がしていたのでなかなか共感できる内容でしたね〜
まとめ
本当にバイクに乗りたくなる、ツーリングに行きたくなる一冊でした。
バイクに乗っていない方でも十分に楽しめる一冊です。と言うよりもバイクに乗りたくなること間違いなしの一冊でしたので是非チェックしてみてくださいね〜(^^)
北海道ツーリングなんて日数が必要なので夢のまた夢ですが、いつの日か行ってみたい気持ちを自分のなかで温めておきます!
それでは〜